国語に近道なし

公文式で国語学習を始めて数か月から一年ほどすると「自力の壁」にぶつかります。今までは鼻歌交じりで解けていたものが、何だか急に難しく感じる。そこには「語彙力の壁」と「読解力の壁」が立ちはだかっています。家族や友達との会話には決して出てこないような語彙と、自分の体験の範疇にない想像しがたいストーリーが次から次へと表れて「この話、意味わかんねー(怒)」となり、だんだんと国語が重荷になってきます。

 

一見ピンチですが、ここが国語力を上げるチャンスなのです。「語彙力」と「読解力」を上げるには、どうすればよいか? 実は公文のプリントをこなしているだけは足りないのです。残念ながらほかに手はない。「本を読みましょう」という話なのです。読解力といえば読書というのは耳にタコで、「ほかに手はね~のかよ!」と思われるでしょうが、ほかに手はない。近道はないのです。

 

しかし、ただ本をたくさん読めばそれでよいというほど、話は単純ではありません。いつまでも簡単な文章ばかり読んでも意味がないのです。読解力を伸ばすには、今の力よりも少し難しい「ちょうどの本」が必要です。子どもが読んでいて「今までのよりちょっと難しいな。でも、とても面白いな。」と思える本を与える必要があるのです。難しいですね。

 

そこで、公文では推薦図書を用意しています。教材レベルごとに一覧になっています。例えばAを学習のお子様でしたら、AやBの本を読む。一教材ごとに50冊が選ばれていますので、その中からお子さんが興味を持ちそうなものを選んで図書館でまとめて借りてくると良いですよ。

 

https://www.kumon.ne.jp/dokusho/pdf/suisen.pdf(推薦図書が開きます)