やめたい!と思い悩んでからが本物、そこからがスタートだと思います。

おかげさまで、日限山3丁目教室は満5周年を迎え、今月から6年目に入ります。その間に多くの生徒さんを迎え、今も100名を超える生徒さんが2教科・3教科を当たり前に学習する、活気あふれる教室です。

 

さて、保護者の願いとして良くお聞きするのが、

①楽しく学習して勉強を好きになって欲しい ②「勉強しなさい」と言わなくても勉強して欲しい ③さっと学習に取り掛かり、集中力の高い子になって欲しいというものですが、生まれつきそんな子どもはいません。そうなるように、長い年月をかけて育てていくのです。

 

私は面談などでよく申し上げるのですが、毎日一定量勉強する能力というのは「非凡な能力」です。一朝一夕に身につかない、誰もができることではないということです。中高生になったら勝手に勉強し始めることなどありません。むしろやらせるのは難しい。それまでコツコツ学習習慣を身につける努力をしてきた子どもだけが中高生で加速していくのです。

 

育てていくということは、工夫と忍耐と反復と継続です。

いつまで続けるのか…

もう疲れてしまった…

子どもがやりたくないと言っている…

子どもの言葉は親の心の鏡です。気負わず、焦らず、続けましょう。まだまだ足りません!がんばらなくていい。永遠に続くわけではないのですから。今が大事なところです。子どもは力をためています。表に現れていなくても、頭の中に学習貯金をしています。やめてしまったらそのままではなく、学習の場合は一気にマイナスに減ってしまいます。爆発する時が来る日を信じて続けましょう。

 

やめたくなるということは、一生懸命向き合っていただいた証し。そこからが本物のスタートだと考えます。子どもは学力だけではなく、耐久力・持続力・集中力・自分で考える力といった多くの内面的成長を遂げていますよ。

 

指導者 大庭